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新年挨拶 其之弐

私 高木竹次郎は今年の元旦で91歳になりました。(注:大正7年1月1日生)
もともと私は7人兄妹なのですが、皆、既に他界してしまい、
現在残っているのは私だけとなってしまいました。
この歳になり、ふと自分の過去を振り返ってみますと、
これだけは皆様に教訓として申し上げることがあります。
それは「人生というものは決して一人では送ることはできない、
人間は一人では生きられない」ということです。
私は太平洋戦争に従軍し、共に戦った仲間に命を助けられて
生きながらえることができました。
その後も終戦後の何も無い厳しい時代から周囲の皆様に支えられ、
荒波を乗り越えて生きてきました。
そういった経験を通して、いつの日からか自分の人生について思いをはせた時に、
「自分は一体何歳まで生きられるのだろう?・・・人が生きる意味って何だろう?・・・・
これまでいろいろな方々から受けたご恩を何らかの形でお返したい・・・
社会に何か貢献したい・・・・」そういう気持ちを強く持つようになったと思います。
その後、地元における終戦記念の平和記念像や
お世話になっているお寺の建立にも尽力いたしました。
時の流れは早いもので、私が人や社会の有難みを痛切に感じる様になってから、
もう何十年の月日が流れました。最近テレビのニュースや新聞を見ていると、
時代は大きく変わったんだなあ・・・としみじみ思います。
しかし、どんなに口では偉そうなことを言う人がいたとしても、
社会の役に立ち、人に好かれる様にならなければいけないと思います。
そして、みんなで仲良く幸せに暮らすことが一番です。
そうすれば毎日元気でいつも笑顔でいられます。
元気があれば大抵のことは何とかなってしまうと思います。
長くなりましたが、私の思いのたけを最後まで読んでくださった方々に感謝いたします。
今年も宜しくお願い申し上げます。

平成弐拾年の抱負

光陰矢のごとしと申しますが、月日のたつのは早いものです。
私は年齢がきまして若干体に余裕が出来ましたので、自分の人生を振り返ってみますと、
現在自分今日あるのは社会の皆様に支えられているからではと思います。
私の名前は竹次郎でございますので、絶対人に迷惑を掛けない竹の様に眞直ぐにいつも
青々としく生きることを信念としております。
しかし信念を持って一生懸命頑張っていても、どうしようもないこともあります。
人生には三つの坂があるといいます。
上り坂、下り坂、そしてまさか坂です。
私の人生でもつらい上り坂があり、楽な下り坂があり、そしてまさか坂の出来事が何度もありました。
どんな坂も必ず頂上がありました。
上り、そして下り、そしてまた新たな山を探して登ってきました。
私共の仕事には魚の漁が大きく影響します。
海の下のものは見えぬもので、予測がつきません。
漁は、潮の満ち引きのように、大漁と不漁が交互にやってきます。
不漁の中で苦しいときも、次に来る大漁を待ち歯を食いしばって耐えてきました。
大漁の中でも、次に必ず来る不漁に備えてきました。
私の名である竹は強い風が吹くとしなり揺れますが、折れません。
私共も社会の変化という強風の中、折れず、眞直ぐに天高く伸びていきたいというのが今年の抱負です。

平成二十年 一月二十一日
髙木竹次郎

ご紹介

やまめ高木商店のホームページを閲覧いただきありがとうございます。
こちらのコーナーでは、わが高木商店の会長・高木竹次郎の一言コラムを掲載しています。
コラムの内容は日々の世界情勢のことであったり、身近な出来事を掲載する場合もあります。
現在89歳になられる会長のお言葉をなるべく忠実に文章化していきます。
なにとぞ宜しくお願いいたします。